アクチュエータの種類と内部構造category

アクチュエータについて

ポンプやコンプレッサで電動機や原動機からで動力を流体エネルギーに変換させました。これを再度動力として利用させる最終的な機器がアクチュエータで、多くは以下の3種類が利用されます。

  1. シリンダ
  2. 揺動モーター
  3. モーター

シリンダ

流体エネルギーを直線運動に変換する機器です。その他の動力(電気など)のほとんどが回転運動から直線運度に変換し取り出しますが油圧空気圧は直接取り出せることができ効率が良いため油圧空気圧としてイメージする機器としてもシリンダは代表的です。

  1. 内部にバネを内蔵し、戻り側はバネで戻すタイプや自重によって戻すタイプもあります。
  2. パッキンのシール性がよいため効率が高い。
  3. 特注で複雑なシリンダも数多く存在します。

揺動モーター

円運動に変換する機器ですが構造上360°以上の回転運動はできません。シリンダにラックアンドピニオンを取りつけ360°以上出す機器もあります。

  1. 円運動というより円弧を描くアクチュエータです。
  2. シリンダに比べ内部のシールが難しいため効率は落ちますがラック&ピニオンに比べると機械的磨耗は少なくなります。

モーター

構造的には油圧ポンプの逆利用です。ただ回転速度を落としても動作するように専用に作られポンプと同様ギヤ、ペーン、ピストンモーターの種類があります。長所短所も同じです。

電動機+減速機より磨耗や機械的損傷も少ないため低速、高トルクの製品が多く逆に高速回転には不向きです。

  1. シリンダのように柔軟な素材によるシールは構造上できません。メカニカルシールになりますのでシリンダほどの効率は難しくなります。
  2. トルクが非常に大きいので建機や建築用などにも多く利用されています。
  3. ポンプと違い逆回転できる構造になっているものがあります。

アクチュエータの選定

こちらは選定に関しては別項の選定や回路設計、各種計算式を参照ください。ここに紹介した機器は安全に直結しますので選定取り付けには十分に注意しましょう。

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